木質チップボイラー施設
北野天満温泉「学問の湯」で木質チップボイラー火入れ式が行われました(平成26年4月28日)。
栄村は、平成23年3月12日に、震度6強の直下型地震に見舞われ、人口の約8割の1800人が避難することになりました。この北野天満温泉も避難所として7集落201人を受け入れました。本事業は、この北野天満温泉に地域資源エネルギーである木質チップを燃焼させ熱供給を可能とするための「木質チップボイラー」を導入するものです。これにより災害時においても燃料の確保が容易となり避難者の入浴が可能となります。
当日(4月28日)の火入れ式の様子
▲テープカット
▲火入れのスタート(栄村長)
▲ボイラのある建屋(左はチップサイロ)
▲木質チップボイラー本体(熱出力200KW)
▲チップサイロ(18立方メートル収容)
▲チップを送り込む燃料供給装置
▲灯油バーナー/含水率に応じた着火設定により安定した自動着火を行う。
設備概要
北野天満温泉の既存灯油ボイラーに木質チップボイラーを1台併設し、給湯・加温・暖房の3経路の熱源としています。既存灯油ボイラーは蓄熱タイプで4m³の缶水を保有しているのが特徴で、木質チップボイラーと熱交換機を介して直結させ缶水を暖める仕組みとなっています。災害時電源遮断時でも、200人規模の温浴利用ができるシステムです。
【EcoMos WB-200】