ようこそ!ジオパークツアーへ/ジオサイト20/結東のシシ穴
ジオサイトとは、地質、地形、歴史などそのジオパークを特色づける見学場所や拠点となる博物館のことです。例えば、地形の景観、岩石や化石が見られる崖、歴史建造物、植物の群生地などです。2014年(平成26年)12月22日に津南町・栄村にまたがる苗場山麓一帯が「日本ジオパーク」として認定されました。
ジオサイト NO.20 | 結東(けっとう)のシシ穴 | ||||
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種別 | 地質 | ||||
所在地 | 新潟県中魚沼郡津南町結東 | 北緯/36:54:58.466683 | 東経/138:37:47.995214 | ||
アクセス | 津南町役場から車で30分+徒歩20分 ガイド同伴でないと入ることはできません。 | ||||
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結東の「シシ穴」と呼ばれる、萌木の里の裏側に見ることができる柱状節理は、約77万年前に噴火した鳥甲山の溶岩です。前倉溶岩とも呼ばれる鳥甲山の最初の活動の火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)です。柱状節理が発達した安山岩の溶岩は、布岩山の東から穴藤まで北へ約20km以上も流れ、先端は魚沼層群上部に堆積しました。遠くから見ると、一枚の平滑な浸食面として見える崖ですが、近寄るとロウソク状に浸食されている様子が観察できます。これは雪崩による浸食の跡です。 「シシ」とは「アオジシ(カモシカ)」のことで、カモシカのねぐらがあることからこの地名がついたといわれています。また、この場所は雪が積もると岩壁の真下まで近づくことができ、柱状節理の様子を詳細に観察することができます。 |