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   1月〜4月
 

栄村の復興に向けて
3月12日未明に発生した長野県北部地震から1ヵ月が経ちました。あらためまして、甚大な被害を受けられました村民の皆様にお見舞いを申し上げます。

さて、一時期は7箇所の避難所に1700人余の村民が窮屈な避難生活を送らざるを得ない状況でしたが、水道等が復旧するにつれ家に帰ることが出来るようになり、現在は役場と北野天満温泉の2箇所の避難所に70名ほどの方が避難しているのみとなりました。

この間、長野県、近隣市町村、建築士会、ボランティア等関係団体の皆様には最大限のご協力を賜っておりまして、厚く御礼を申し上げます。

また、全国各地から心のこもった義援金をいただいており、深く感謝申し上げます。

今後は、応急対策から村の復興に向け、村一丸となって進んでまいりたいと存じます。

現時点で進めております住宅関連の復興策について、お知らせいたしますので、村民の皆様の一層のご理解をいただきたく、お願い申し上げる次第でございます。

 
■応急仮設住宅の建設を早急に進めます

家の損壊が著しく、帰宅できない方がいらっしゃいます。村では、応急仮設住宅40戸の建設を県に求めました。建設場所は横倉農村広場グランドに35戸、北野天満温泉駐車場に5戸です。用地と上下水道の確保と建設が比較的容易にできるという条件によるものですが、今後も需要の状況に応じて県に追加要望をしてまいります。

県でも早急な入居に向け準備いただいているところであり、現時点では6月1日の入居を予定しております。入居申込等については、今後詳細にお知らせをしてまいります。


■集落のコミュニティ維持の視点等から、村営住宅を建設していきます。
 応急仮設住宅の入居期限は2カ年となっておりますし、住宅にお困りの皆様が、住み慣れた村内の集落で住み続けていただけるよう、皆様のご意見を伺いながら、集落のコミュニティ維持、高齢化対策等の視点を大切に、恒久住宅たる村営住宅の建設を計画してまいります。


■住家・非住家の解体費用を村で負担します。
 震災による損壊家屋の解体については、従来は個人負担での対応でありましたが、今回は住んでいる家屋に限らず、作業所、物置等についても解体費用は村が全額負担してまいります。ただし、その対象は、現在行われている「被害認定調査」により「半壊以上」と認定された建物とさせていただきます。
 なお、解体後または震災により倒壊した家屋等の建築廃材の収集運搬についても村の全額負担で行います。


■村内で新築・改築される方を支援します。
 「被害認定調査」の結果、大規模半壊以上などと認定された方については、「被災者生活再建支援制度」による支援を迅速に行ってまいります。
 また、「被害認定調査」により一部損壊以上と認定された方が、村内で新築或いは改築される場合の利子補給等の支援について検討しております。
 なお、全国から、4,700件、金額にして2億3千万円余の義援金が寄せられております。この義援金の一部3,600万円ほどは、既に震災見舞金としてお配りしましたが、残りについても被災状況に応じて公平に配分する予定です。

 

 以上、応急的な仮設住宅の建設、震災による建物の解体・撤去費用の村全額負担、恒久的な村営住宅の建設、新築・改築への支援策等について、今後具体的な計画をお示しして早急に進める所存です。

 村の復興に向けて村民の皆様の一層のご理解・ご協力をお願いいたします。


 平成23年4月13日
                                栄村長 島田茂樹






栄村の再建に向けて
 
 3月12日未明、当村を襲った長野県北部地震により、わが村はかって体験したことのない多大な損害を被りました。被災後、2週間が経ち徐々に電気、水道などのライフラインも復旧し始め、自宅に帰られた方もおられますが、家屋が全壊あるいは半壊等で帰るに帰れない方も多くいらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。

  村では復興に向け、被災者生活再建支援金や災害援護資金の手続きを進め、皆さんの生活基盤を支える所存です。また、住宅の新築や補修等の間の臨時住宅として、県と相談しながら応急仮設住宅の建設も行い、住宅で困る人が出ないように村営住宅の整備も進めます。地区内道路もあちこちで傷んでおります。雪解けとともに農地や水路等に震災の傷が現れてくることが予想されますが、これらも復興チームを組んで早い時期から対策を講じたいと思います。栄村にとって未曾有の大災害ですが、役場職員とともに一丸となって復興に取り組みます。村民の皆さんも栄村の再建に向け、ともに歩んでいただきますようお願い申し上げたところです。
  全国から心温まる励ましのお言葉や、支援物資、義援金をいただいております事に対し、心から感謝を申し上げる次第です。
  栄村の伝統、文化、美しい自然景観、「結い」の心でつながる栄村は必ず再建します。皆さまのさらなるご支援をお願い申し上げます。

 平成23年3月28日
                                栄村長 島田茂樹






 2011年 新しい年に寄せて

明けましておめでとうございます。
お健やかに新しい年をお迎えのこととお喜びを申し上げます。
今年も村民の皆様とともに栄村の発展に努力をいたす所存でありますので、村民各位の一層のご支援とご協力をいただきたいとお願いを申し上げます。
さて、「広報さかえ」にて毎月お知らせしているところですが主な出来事について10項目ほどを振り返ってみます。
@2010年度を初年度とする向う10ヵ年の栄村総合振興計画と、過疎地域自立促進特別措置法の6年間延長に伴う過疎計画の二つの計画を策定いたしました。それぞれ村民アンケートや各区の要望をお聴きして樹立を致しましたが、計画倒れにならないよう職員とともに心して取り組みたいと思います。
A全集落を対象に24箇所で集落懇談会を開催いたしました。300名の皆さんに参加いただきましたが、特に高齢化が進む集落の行政への意見、要望は多岐にわたりますが、現在策定中の23年度予算編成の中で可能なものは出来る限り対応したいと思っています。
B懸案の県道長瀬横倉停車場線の貝廻り坂の改良整備については、620メートルが完成したことにより、一期計画区間は終了しました。引き続き先線の1500メートルの早期完成に向けて県に要望をしたいと思います。
C秋山郷屋敷集落の中津川に架かる「新屋敷橋」が、長野県の代行事業で完成し、好天の11月25日に渡り初めが行なわれました。屋敷地区の皆さんから要望の強い南越後交通観光バスの冬期の乗り入れについては、屋敷集落内の道路改良の完成が新年度の予定で、この冬は実現出来なく我慢をお願いすることになります。
D9月定例議会において、東部小学校と北信小学校の新年度からの統合が正式に決定しました。校名は「栄小学校」となり、全校児童80余名で発足の予定です。開校に向けて教育委員会では、「校歌」の制定等準備を進めています。
E本年7月24日からのテレビデジタル放送への移行に伴う、全世帯への光ファイバーによるテレビ視聴工事は、5億3千万円余の経費を投入して完了し、昨年10月14日から全村で、NHK2波、長野県内民放4局が視聴可能となりました。今までは、地域によっては長野県の民放は全て難視聴でしたが、村内全域で視聴可能となりました。なお、今後の運営は「栄村ケーブルテレビ特別会計」を設けて役場において事務を行ないます。
F昭和42年以来、村民に親しまれて来ました有線放送電話は、ケーブルテレビの開局に伴い、業務を終結いたしました。解散総代会も終わり清算事務を行なっておりますが、3月末に清算総代会を開催し栄村農事放送農業協同組合は廃止結了となります。
G秋山郷栃川で東京電力鰍ェ平成21年8月から建設を進めていた、最大出力1000kwの「栃川発電所」が、昨年12月9日から運転を開始。水路式発電所は東電では48年ぶりの新規開発とのことで、1800世帯分の年間電力需要に相当する発電電力量とのことです。
H「交通死亡事故ゼロ2000日」を目指して、交通安全運動を進めてきましたが、昨年8月26日に不幸な事故により1756日で途切れてしまい残念でした。全国の交通事故による死者数は20年前には1万人を超えていましたが、平成21年の死者数は4914人と減少しています。悲惨な交通事故を絶対に起こさないよう、日ごろから運転者も歩行者も事故防止に心がけたいものです。
I全ての関税を撤廃するというTPP協定(環太平洋経済連携協定)への参加について、菅首相の臨時国会における所信表明演説で唐突に浮上しました。撤回すべきとの全国の町村長の声を無視し、政府は本年6月頃までに参加の判断をすると決定しました。日本農業への甚大な影響が危惧され農業分野は壊滅する恐れが指摘されています。栄村議会でも「参加反対に関する意見書」を内閣総理大臣等に提出しTPP交渉には参加しないよう要請しています。
終わりに、今年は小学校統合という栄村の歴史に新たな1ページを刻む事業があります。4月6日(水)開校予定となっています。栄村にとって本年が躍進の年となるよう希望し、合わせて村民皆様のご多幸をご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。

 平成23年元日
                                栄村長 島田茂樹
   
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  平成22年度 施政方針

村長 島田茂樹
 
 平成21年を振り返りますと、国の政治面では9月に政権が交代し鳩山内閣が発足し、地域のことは地域に住む住民が決める「地域主権」の確立を政策の大きな柱に掲げ、三位一体改革によって疲弊した地方を再生するため、「コンクリートから人へ」という考え方を取り入れた新たな取り組みも含め、新たな過疎対策を講じるとし、実際にこの3月末で期限切れになる「過疎法」が、6年間延長になることは、継続運動をしてきたことが報われたと思っております。全国の過疎地域は現在730市町村、1,755市町村の42%を占め、人口は1,056万人余で全国の人口の8.3%に過ぎませんが、その面積は日本国土の54%を占めています。今回の法改正で58市町村が新たに過疎指定市町村となる見込みで、長野県では飯山市を含む5市町村が新たに指定され、北信広域管内では中野市以外の全市町村が過疎指定になります。過疎市町村どこも人口減少はさらに進んで社会減に加え、自然減が増すとともに高齢化が進行しています。因みに、栄村は特に自然減が顕著で昨年は41名の減となっています。(出生9名・死亡50名)過疎地域は、産業経済の衰退で地域社会の活力が極端に低下しており、栄村においても、長年村内で就業の企業が3件ほど撤退を余儀なくされてしまい、解雇された方には大変憂慮すべきことですが、最近の経済環境のもとでは、本村への新たな事業所等の立地は今のところほとんど望めない状況にあります。
 栄村は、山紫水明の村ですが、去る2月9日の新聞紙上でご存知のとおり、北野天満温泉の湧水が「長野県の名水・秘水15選」に選定されました。来る23日に県において認定証の授与式が予定されております。この水は平成3年に温泉掘削中に噴出したものですが、利用方法についていろいろと噴出当初から模索してきましたが、現状は北野天満温泉で若干利用していますが、ほとんどを北野川に流しています。将来は必ず都会等では水不足になると予想されるので、湧水の利用方法について何か良いアイデアを募りたいと思っています。

今冬は、18年豪雪以来の大雪で、1月中旬には国道117号の交通が麻痺し各方面にいろいろと影響がありました。国道の管理は長野県ですが、役場職員も交通整理等応援をし、北信建設事務所、飯山警察署から感謝されたところです。特に、道路除雪オペレーター、雪害対策救助員、スキー場職員には職務とはいえ大変でしたが、幸い栄村では村民の皆さんともども大した事故もなくて安堵しています。予算的には、道路除雪と雪害救助員関係で併せて600万円余が不足の見込みであり補正予算を組み今議会に提案いたしました。

さて、本議会は平成22年度の当初予算案等を審議いただきますが、新年度に望む私の所信の一端を申し上げたいと思います。

先ず、本村の一般会計の歳入の60.6%を占める地方交付税ですが、国においては「地域主権の確立のためには地方が自由に使える財源を増やし、地方自治体が地域のニーズに適切に対応した行政サービスを提供できるように」とのことで、地方交付税を21年度対比1兆1千億円の増額をし、総額16兆9千億円としています。しかし、小規模町村にはその恩恵はあまり期待出来ないようであります。このような状況下ではありますが、平成22年度を初年度とする、栄村総合振興計画、過疎地域自立促進計画(仮称)で計画している事務事業は極力実施をするよう経常経費の節減合理化、行政運営の簡素効率化を積極的に推進し、緊急性の高いものについては、創意と工夫により行政効果が得られるよう取り組むとともに、継続的な事業については引き続き予算化を図る所存であります。

 以上に基づき予算調整をした結果、平成22年度当初予算の規模は、一般会計が前年度当初比15.3%減の24億2千万円、特別会計は介護サービス特別会計、ケーブルテレビ特別会計を新設、就労センター特別会計を廃止した12特別会計の総額は、同4.8%増の10億288万8千円となり、全会計を合わせた予算総額は、同10.3%減の34億2,288万8千円となっております。

それでは、平成22年度に栄村が計画をしている事業と長野県等が実施を予定している主要事業等について申し上げます。
 総務課関係では、@集落支援交付金と集落支援員の設置ですが、平成16年度から区長、衛生委員、分館長、分館主事が村の非常勤特別職から集落の役員になり、これに伴い「集落支援交付金」を世帯数等を基準に交付しています。このことは、集落は村の「下請け機関ではない」という考え方からですが、しかし、村からの行政事務等を住民に周知するために、集落に依頼することがあり、また集落自治組織強化のために各集落で行う事業の経費等に役立ててもらう趣旨で、今年度も特に使途は問わないで交付いたします。各集落で十分検討し有効に活用をしていただきたいと思います。集落支援員については、以前から検討してきましたが、今年から役場職員のいない集落に職員を派遣し、相談・助言等を行い集落の活性化のために応援をすることにしています。該当集落は11集落で、65歳以上の方が半数以上を占める集落がほとんどですが、該当集落に課長・係長クラスから2名を充て、その任に当たっていただきます。A昨年度から事業着手しているテレビ難視聴解消のための地域情報通信基盤整備事業は、降雪による不可抗力等のため、平成22年度への繰越事業で実施しますが、完成の暁には村長が組合長である栄村農事放送農業協同組合の解散事務を進めるとともに、新規に「ケーブルテレビ特別会計」を設けて使用料徴収事務等を実施する計画です。なお完成予定は9月末ごろの予定であります。B役場行政機構改革ですが、村税・国民健康保険税、その他使用料等の滞納が増加傾向にあり、早期解消をはかる方策として、総務課の税務係を会計室と統合し「会計税務課」とし、徴集担当を置いて長野県の県税徴収対策室職員と協力して滞納整理に当たり、これ以上滞納額が増えないように努力したいと思います。C長野県の指導で進めてきた消防広域化は、東北信を一つの消防署に統合する計画で平成20年10月から研究協議をしてきましたが、時期尚早との結論になり当面現状維持で進むことになりました。広域化計画に関係なく飯山市の岳北消防本部庁舎(飯山消防署)の建物は老朽化しているためと、北陸新幹線開業に合わせて、県が飯山市の中央橋を架け替えの計画もあり、岳北行政組合では消防庁舎の新築を予定していますが、各市村の総務担当課長等による建設検討委員会を組織し、建設時期・位置等について検討協議をすることとしています。

 住民福祉課関係では、@介護保険制度が平成12年度にスタートし10年目になります。昨年度まで一般会計の「高齢者総合福祉センター費」で予算化していた居宅介護サービス事業等を、県の指導もあり本年度から「介護サービス特別会計」を設置し実施することにしました。A北信広域管内の特別養護老人ホーム施設への入所希望待機者は現在270名余、現状では北信広域連合としての増築計画はないが、(社)博悠会が本年度平滝の「フランセーズ悠さかえ」を現在の全室個室70床から一部増改築し、多床室(3〜4人室)とし20床を増やす計画であることは、過日の新聞でご承知かと思います。改築に伴う広域連合の工事費等の負担はなく、県の補助金と自己資金で実施をするもので、増築に伴う部分の敷地は栄村からの無償貸付地であります。博悠会では、この冬は飲料水が不足し職員が自宅から持参したこともあったようで、対策として鑿井の予定とのことです。BJR東日本が一昨年信濃白鳥駅を新築したところですが、カメラマン等に人気のある平滝駅も、老朽化が激しいため本年新築予定とのことです。建築費等は未定のため、村の負担金については補正予算で計上の予定であります。C栄村診療所佐々木医師におかれては、昨年4月赴任以来、親身に診療に当たっていただいております。3月末で1年間の契約期間が終了となりますが、過日新たに2年契約で引き続きお願いをすることになりました。先生のご尽力もあり栄村診療所の経営は順調で、本年度は「診療所特別会計」への一般会計からの繰り入れは予定しておりません。内科、歯科とも村民の健康を守るため献身的に頑張っておられる、医師並びに職員に感謝を申し上げたいと思います。D昨年度、園児ゼロのため休園していた秋山保育園については、1名の入園希望があり再開することにいたしました。秋山保育園児が更に増えることを願っています。
 産業建設課関係では、@第2期中山間地域等直接支払交付金事業は、24団地と協定していたが、この3月末終了しますが、引き続き4月から第3期として5年間実施をされます。交付単価も前期と同額であり、水田の耕作放棄をしないよう営農組合等で協力をしていただきたいと思います。A県単事業の、長瀬横倉停車場線貝廻り坂改築工事については、21年度補正、22年度予算で一期予定工事620メートルを全て完了予定とのことです。引き続き二期工事の調査測量にも着手する予定であるので地元の協力をいただきたい旨の依頼がありました。北野地区の急傾斜地崩壊対策工事については、延長で45.5メートル、面積で1,037平方メートルを吹付法枠工で実施、屋敷地区の長瀬秋山線については、橋梁完成と22年中に集落内までの供用開始予定、23年度には全て完了したい計画とのことです。これらは21年度の国の経済対策で予算化されたものです。そのほか新年度事業では、新規に平滝地区の急傾斜地崩壊対策工事も計画されており、長野県への負担金を計上しましたが、早期完成を望むところであります。B国道関係では、狭隘のため毎年交通渋滞を引き起こす、117号の津南町大倉トンネル工事(全長885メートル)が、平成16年12月着工以来5年余を費やし、この23日にいよいよ貫通式を迎えることになりました。一日も早い供用開始を望みたいと思います。
 商工観光課関係では、@栄村商工会のプレミアム付商品券発行に対し、昨年同様補助金交付を計画しました。消費拡大による村内の商店の活性化を期待したいと思います。A栄村振興公社の経営は厳しい現状ですが、新年度から営業担当専門の職員1名を雇用し、誘客活動にあたる計画ですが、この人件費分について県費の「ふるさと雇用再生特別事業補助金」を充てることとし、振興公社に委託料で支出をすることにしました。B苗場山頂の自然体験交流センターは、隣の湯沢町側の宿泊施設が閉鎖したため、宿泊者が昨年は前年比700名余の増加をみました。食堂、寝室等の施設の改修と消防署から指摘のあった灯油タンク、防油堤設置を計画し登山者が安全かつ快適に宿泊出来るようにしたいと思います。
 教育委員会関係では、平成23年4月東部小学校と北信小学校の統合に向けて準備を進めていますが、地域から小学校がなくなることの寂寞感は、今から33〜34年前にも村内の全域で味わってきたところですが、児童数の激減は如何ともし難く子供たちの将来を考えて決定したところです。本年度の栄村の予算の中では最大の事業である、栄中学校の耐震補強工事を計画しました。なお、教育委員会については、行政の中立性や安定性、専門的、技術的な執行等を確保するため、長部局から独立して置かれている行政委員会であり、教育行政全般を所管し重要な施策について意思決定している合議制の執行機関であるため、その意思決定は全て教育委員会の会議の議決を通じて行われなければならないことになっています。従って、教育委員会関係の施策の方針等につきましては、教育委員長からお願いをしたいと思います。

なお、平成20,21年度において、国の緊急経済対策等で多額の交付金が交付され、村のあらゆる事業に有効に活用をさせていただいております。この交付額は、平成20年度151,327千円、21年度582,736千円、合わせて734,063千円ですが、交付年度に完了しない事業が多くあり繰越明許費として設定しましたのでご理解をいただきたいと思います。

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   1月
 

新春のごあいさつ              
村長 島田茂樹

 新年あけましておめでとうございます。村民の皆様には健やかに新春をお迎えのことと心からおお喜びを申し上げますとともに、日ごろから村政の推進にご理解とご協力をいただいており厚く御礼申し上げます。
 昨年を振り返ってみると栄村は自然災害による大きな被害も無く平穏な年でした。さて、本村における昨年の主な出来事を列記しますと、

1月 朝日新聞社創刊130周年記念事業の一環で「にほんの里100選」に選ばれましたが、「人の営みが育んだすこやかで美しい里」ということで、国2千点以上の候補地の中から長野県では、小川村、根羽村、飯田市(旧南信濃村、上村)と栄村の4カ所が選ばれました。栄村は里山・河川・水田等の景観が評価されたようです。昨秋、旧上村の下栗地区に4市村が集いお互いの観光振興策等を話し合うイベントが開催されましたが、今年は栄村で開催を予定しています。 

4月 秋山保育園児がゼロになり休園のやむなきに至りました。東部保育園も3名となり保護者の希望もあり北信保育園へ通園することになりました。送迎をタクシーで実施している現状です。子どもは地域の宝といわれますが、少子化が進み頭の痛いところです。       
5月 第15期栄村議会がスタートし、前議員5名のほかに7名の方が新たに選出されました。女性議員も2名となり活発な議員活動をされております。  

7月 「全国過疎問題シンポジウムin長野」が木曽郡木曽町で開催され、栄村の取り組みが優良事例として全国過疎地域自立促進連盟会表彰を受けました。大変名誉なことで、前村長橋彦芳氏のご功績の賜物と感謝を申し上げたいと思います。

8月 「秋山郷の火を囲む」と銘打って第16回の「秋山郷常民大学」が開講され、ご高齢とはいえ闊達な市川健夫東京学芸大学名誉教授のもと、全国から参加した学生、一般の方々は2日間秋山郷の歴史を熱心に聴講されました。

 同日、栄村の最大イベントである第4回目の「グルッとまるごと栄村100qサイクリング」がスキー場をスタートし秋山郷切明を廻るコースで開催され、 400名を超える選手が参加し沿道からの村民の声援を受けてほとんどの選手が完走されました。栄村のPRにはなりますがスタッフの関係で参加者は400名で締め切らざるを得ないかと思います。
 次に、秋山郷上野原地区で東京電力鰍フ水路式水力発電所の工事が始まりました。新エネルギー利用特別措置法の対象となる1000kw以下の発電所で、東電の水力発電所としては48年ぶりの新規開発とのことでした。2010年12月の営業運転開始を目指しているそうです。東電では今後も有望な河川があれば新規開発を計画したい意向とのことです。他の村内小河川についても是非調査をされて自然エネルギーである水力利用を図っていただきたいと思います。

9月 役場職員互助会主催の苗場山登山に同行し、久し振りに2,145mの空気を吸ってきました。登山ブームの折、日本100名山の苗場山にはかなり高齢と見られる方の姿も見られました。新潟県側の山小屋が休館になったこともあり栄村の自然体験交流センター宿泊者は、6月から10月までの5カ月間で前年比750人増の3,383人とのことです。施設は定員100名ですので土日祝日などは宿泊できないで、秋山郷の民宿等に宿泊をされた方も大勢いたようです。既に新年の予約も入っているようで結構なことと思います。

10月 地域情報通信基盤整備事業のケーブルテレビ工事が3月末の工事完了予定で着工。完成の暁には有線放送は廃止するため、農事放送農業組合も解散することになります。7月ごろ解散総代会を予定しています。
 終りに、ご承知のとおり国の政権が交代し「期待と不安」の状態が続いていることは連日の報道のとおりです。地方交付税も三位一体改革で大幅に削減されてきましたが復元・増額されるよう運動をしています。栄村も依然として財政は厳しい見通しですが、新年度からは、役場職員のいない小規模集落を応援するため「集落支援員制度」を設けて、活性化のための相談にのることにします。村民各位には、なお一層のご協力をお願い申し上げ、ご多幸を祈念し新年のご挨拶と致します。 

 
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   1月
 

このたび、「にほんの里100選」(朝日新聞の創刊130周年記念事業、森林文化協会の創立30周年記念事業)に、栄村が選ばれました。

 昨年1月から3月まで行われた応募期間に4,000件を超える応募があり、その後、選定委員による現地調査などが行われ、全国100箇所の中の1つとして栄村が選定されたものです。選定理由として、栄村はクマ、カモシカなどの野生動物や山菜、キノコの宝庫であること、コネバチやあんぼづくりなどを通じて山里の暮らしを守り、伝えてきたことが評価され「雪の秘境は山里博物館」と紹介されています。これは郷土を愛し、地域の文化や山里の生活を守り続けてきた先人の地道な努力が認められたことに他なりません。そして、これからも栄村の自然と文化に誇りを持ち、村民と手をたずさえて美しい栄村を後世に伝えていきたいと思っています。

 今回の応募に当たっては、栄村を応援していただいている大勢の皆様のご支援があったことを深く感謝申し上げます。またこれを契機に大勢の皆様が栄村にお出かけいただきますようお待ちしています。

なお、選定を知った神奈川県の方からお祝いのメッセージを「絵手紙」でいただきました。秋山郷の保存民家をあしらえた素晴らしいメッセージです。心から感謝申し上げます。

                             栄村長 島田茂樹    

「にほんの里100選」ホームページはこちら

http://www.sato100.com/gaiyo/index.html


                               






 
   1月
 

新春のごあいさつ    
  
平成21年の新春を迎え心からお喜びを申し上げます。
 昨年5月15日より第5代栄村長として村政を担うこと7ヵ月が過ぎました。就任早々、3年ぶりの集落懇談会を24会場で実施いたしました。開催日時の多くが平日で、しかも昼間がほとんどであったということもあり、参加者は約400名とあまり多くはありませんでしたが、懇談内容等は大変中身の濃いものでありました。その内容については、すでに広報で概略をお知らせしていますが、村民の皆さまからの熱意ある要望や貴重なご意見を参考にし、新年度の予算に取り入れて行きたいと考えております。

 昨秋は台風の襲来が一度もなかったため、農作業等も順調にこなすことができましたが、米作に関しては天候不順などの影響もあって、米質に問題があったようです。また、それに追い打ちをかけるように、サルやクマ、イノシシ等による農作物への被害が各地区で相当数発生しました。被害対策として、猟友会に有害獣の駆除をお願いしていますが、神出鬼没でなかなか思うように駆除できないのが現状です。村でも群馬県六合村等への視察も行うなど、防除対策について積極的に調査・研究を進めております。今のところ、電気柵による防除がもっとも効果が期待できることから、設置のための補助事業もありますので、その利用をお勧めするところです。
 さて、栄村を全国に発信するためいろいろと取り組んでいますが、昨年、新規事業で箕作集落に「田舎暮らし体験ハウス」をオープンしました。栄村に住んでみたいと考えている都会の方が1週間ほど村で生活をし、永住が可能かどうか体験してもらうための施設で、昨年8月14日にオープン以来、5組の方が利用されています。冬期の利用希望もあり、今後の利用状況と利用者の対応などを注視していきたいと思います。
 
 新年度の一大事業は、すでにご案内のように、テレビの地上デジタル化に伴う難視聴対策です。デジタル波の受信施設を平滝に設置し、光ケーブルで役場から全世帯に配信する計画で、約5億円ほどの事業になります。国の施策で平成23年7月から、アナログ波からデジタル波に切り換えるというものです。この事業の概要についてはすでに広報でお知らせをしておりますが、完成の暁にはNHK2波、県内民放4波は全世帯で視聴できるようになり、希望でBS・CS・インターネットも受信できることになります。さらには、村からの「お知らせ」放送ができる告知用スピーカーを設置することにしています。ただし、現在の有線放送設備は撤去の予定で、新しいシステムには電話機能はないため、これまでのような有線での村内間の通話は出来なくなります。

終わりに、日頃から栄村振興公社の施設をご利用いただき感謝申し上げます。しかしながら、景気後退が急速に進んでいることもあって、当公社の経営も大変に厳しい状況にあります。新年会や集落会合、同窓会などで利用する機会がありましたら、是非、積極的にご利用方、お願いを申し上げます。
 新年にあたり、村民の皆さまの声を大切にする村政を進める所存ですので、引き続きご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸を心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。


栄村長  島田茂樹

 
 2008年 
   10月
    本年2月以降空席となっていました副村長に、10月1日付で斎藤家富前総務課長が就任しました。9月定例議会において全会一致で同意をいただきお決めいただいたもので村長の片腕として栄村のために活躍されるよう願っています。
 さて、季節は秋も中頃となり稲刈りも半分ほど終わったかと思われますが、今年は台風襲来もなかったにもかかわらず夏の気候の影響か倒伏が目立っています。収穫作業はコンバインの能力が向上して、かなり倒伏した稲も刈り取ることができますが、畳を敷いたように寝てしまった田圃の収量は減収してしまうようです。誰でも欲があるので増収を願って施肥をするわけですが、「元肥は腹8分目に止めておけばよいのに」と今になっては後悔先に立たずです。来年の稲作りの教訓にしてほしいところです。
 全国ブランドの「魚沼産コシヒカリにひけをとらない」と自負している栄村コシヒカリの名声を高めるためにも、栽培技術に研鑽を積んでもらいたいのですが、それにしても米価は安くて意欲減退の耕作者も栄村だけでなく全国に大勢いるのではないでしょうか。日本人の主食である米・・・事故米の不法流通で大騒ぎとなっていますが、安心安全な米作りに励んでいる農家はさぞかし心を痛めていることと思われます。

先月、飯山市の斑尾山から栄村の野々海池を通り天水山まで約80キロメートルの信越トレイルが全線開通しました。この栄村区域分を、去る9月24日に職員数人と踏破しましたが、関田山脈の尾根筋、長野と新潟の県境にトレッキングルートが整備されていて、苔むした両県の境界杭が数十メートル置きに埋設されていました。いつ頃設置されたものか、遙か昔の先人の苦労を偲び感嘆したところです。
 直径1メートルもあるブナ林の中の小道は腐葉土で覆われていて舗装道路にはない感触で歩くことが出来ました。大木の林の中の道のため、視界の開けたところが無いのは仕方のないところですが、一カ所だけ栄村役場や日本一と云われている津南町の河岸段丘の見える展望が開けている場所がありました。苗場山や鳥甲山も見えて眺望はすばらしいものでした。

ブナ林を歩く/信越トレイル

野々海池周辺はこれからきのこ狩りのシーズンを迎え、玄人、素人のきのこ取りで賑わいますが、「毒きのこ中毒」と「迷子にならないよう」に細心の注意を払っていただきたいと思います。特殊な地形で地元の人でも迷う場所もあります。迷子になると春のタケノコ取りの頃と違って、この時期は夜間の冷え込みが厳しいため遭難して春まで見つからないケースもあります(山に入って永久に見つからない人もいるそうです)。

 
 最後に、栄村の収穫祭が10月19日(日)午前9時から役場の広場で開催されます。地元で採れた農産物やきのこ類など各種即売しますので、村内外の皆さまに方に、ぜひご来場いただきたく、関係者ともどもお待ちいたしております。


栄村長  島田茂樹

  7月 
    5月15日村長就任以来、既に2ヵ月余が経過し、新緑の山々も鬱蒼たる濃い緑に覆われ、夏真っ盛りの様相を呈しております。

緑に囲まれ、水も空気も清涼な栄村でありますが、しかし、日中の暑さは都会並みです。都市と違う点は朝夕の過ごしやすさで、特に朝は「早起きは三文の徳」という言葉にぴったりくるようなさわやかさで、村の至る所で「ちゃめ」仕事が見られます。「ちゃめ」とは「朝飯前」という意味で、朝の涼しい間に草刈やきつい労働をこなしてしまうという生活習慣が根付いています。きれいに刈られた田んぼの畔に、勤勉な村人の姿が見て取れます。

6月から7月にかけて村内24会場で集落懇談会を開催いたしました。殆どが日中の開催時間設定でしたが、370名に及ぶ村民の皆さんに出席いただき、貴重なご意見や、ご要望をいただきました。記録を精査しながら庁内で検討・研究をしてゆく所存です。

いま、喫緊の問題は鳥獣、特に今年は西部・東部地区におけるサルによる農産物被害が多発していることです。電気柵のあっせんや猟友会の駆除による対策を行っていますが、経済的な理由等もあって浸透していない状況です。丹精した農作物が荒らされ、無惨な姿の畑を前にした耕作者を見ると、いたたまれない思いになります。これから秋にかけ、さらにクマやイノシシ、タヌキ等が加わると思うと、野生鳥獣との共生という課題が重く感じられます。

去る7月23日に、栄村公民館の主催で「からす踊りの集い」が文化会館かたくりホールで開催され、近隣の飯山市、津南町、十日町市などからの参加者も含め「からす踊り」の伝承に取り組む仲間60名が集いました。からす踊りは「音頭取りが歌っているその歌詞を、歌い終わると同時に全員で返す」という踊りで、奥信越の伝統的民俗芸能です。当日は、「踊りつなごうからす踊り」の演題で飯山市からす踊り保存会長の鈴木稔氏の講演、各地のからす踊り保存についてのパネルディスカッション等を行い、最後に「からす踊り」を元栄村保健婦で95歳の小林よしいさんの音頭取りで全員が楽しく踊りました。栄村は、お盆を中心に各地区が夏祭りで賑わい、からすを踊る帰省客等懐かしい顔がそろいますが、帰省された皆さんと旧交を温めながら、外から見た栄村の姿、あり方、将来展望等ご意見賜われば幸いです。

                          栄村長  島田茂樹

  6月  
  高橋彦芳前村長は、5期20年間村政を担当されました。大変長い間のご苦労にあらためて心から敬意と感謝を申し上げます。
 さて、私はこのたび、5月15日から村長に就任いたしましたが、「結いの心で村民本意の村政」をスローガンに、政策として掲げた5項目について職員とともに努力する決意であります。
@集落機能の維持・活性化
 すべての集落住民が積極的に集落の維持と活性化に関わり努力するよう物心両面から支援します。
A福祉対策最優先
 高齢人口割合が44%を超え、一人暮らし170世帯、二人暮らし190世帯(平滝の特養は除く)となっていますが、大半の人は、高齢になっても一人暮らしになっても、住み慣れた所で暮らし続けたいと願っています。健康長寿で毎日を過ごされるよう応援します。
B自然環境を活かした都市農村交流
 姉妹都市(東京都武蔵村山市)、友好都市(横浜市栄区)は行政レベルでの教育やスポーツ交流をしています。
 昨年スキー場に完成した「絵手紙収蔵館」等関連施設を大いにアピールし、誘客・宣伝の相乗効果を図ります。
C農林業・商工観光業等の振興
 「産業の活性化策」を研究するため、それぞれのセクションの代表者からなる審議会組織を立ち上げ、将来ビジョンを策定するとともに、支援体制を確立します。
D若者定住と子育て支援
 独身者用の住宅を建築し、村内の該当者はもちろん、近隣市町村からも入居者を募集し、将来栄村で家庭をもって居住するよう手助けをします。また、若者との対話の機会を設け、村に残る施策を模索します。
 以上の公約を実現すべく皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げまして就任のご挨拶といたします。

                              栄村長 島田茂樹 

                               



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