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森林づくり推進事業交付金を活用した事業の実施について

 森林の持つ多面的な機能の発揮、また森林資源の活用による継続的な森林づくりと県民参加による森林づくりを進めるため、市町村の実施する事業に対して長野県森林づくり県民税を活用した事業を実施しました。

 当村は、山間に点在する集落や農地が多いため、ニホンザル、ツキノワグマによる被害が多い土地です。また、ここ10年間においては、ニホンジカ、イノシシ、ハクビシンなどによる獣害も多く発生するようになりました。

 令和2年度~令和4年度については集落や農地への獣の出没を減らし、農作物の被害防止と人身事故をなくすため、森林と居住、農地の間の森林の下草や除伐を実施することで、集落への動物の接近を防ぐことを目的とした緩衝帯事業を実施しました。 


緩衝帯整備事業実施状況
実施年度 実施場所 実施内容 整備面積 対象者 実施方法 対象鳥獣
令和2年度

笹原、当部  地区

(ささはら、とうべ)

林内下草刈り 約3ha 地区住民 栄村森林組合へ委託

二ホンザル出没多地域

 

令和3年度

泉平 地区

(いずみだいら)

森林間伐 0.13ha 地区住民 栄村森林組合へ委託

イノシシ、二ホンジカ対策

令和4年度

 上野原 地区

(うえのはら)

林内下草刈り 2.35ha 地区住民 栄村森林組合へ委託 ニホンザル、ツキノワグマ、イノシシ、二ホンジカ対策

 

 

       

区 分 整備前 整備後 

笹原、当部   地区(R2)

整備前.png

整備後.png

泉平地区(R3) 

DSCF5274.JPG DSCF5307.JPG
上野原地区(R4) 前.png 後.png

 事業効果

(1)事業実施による効果
  山林地と住宅地や農地の山林の除伐を行うことで、野生鳥獣が潜む場所が無くなり、住宅地
 や農地に近づきにくくすることができる。これにより農林業被害や人的被害を予防する効果が
 期待できる。

(2)継続性
  持続的な緩衝帯整備を行い、野生鳥獣による住宅地や農地への出没減少が期待できる。これ
 により地域住民の安心、安全な暮らしの確保につながり、被害の防止効果も期待できる。

(3)普及性
  緩衝帯整備により、住宅地や農地における出没数が減少する効果が見込める。減少により、
 野生鳥獣被害は減少する。また、緩衝整備の効果を住民に普及できる。

(3)検証                                                                                           山林地と住宅地や農地の林緑部の除伐を行うことで、野生鳥獣が潜む場所が無くなり、人里に近                                          づきにくくするきにくくすることができたが、継続的な除伐、下草刈をしないと、元に戻ってし                                           まい、野生鳥獣が活動しやすい環境に戻る可能性があるため、地元住民への定期的な作業の依頼、                                           また農産物に対する被害防除を依頼。                                                                    今後も他の地域へ、場所を選定しながら整備を継続していきたい。


整備後の写真

【令和2年度 笹原当部地区 下草刈り】

DSCF4204.JPGDSCF4210.JPGDSCF4214.JPG

【令和3年度 泉平地区 間伐】

前1DJI_0136.JPG  後1DJI_0137.JPG

 (整備前)      (整備後)  

【令和4年度 上野原地区 下草刈り】

DSCF5814.JPGDSCF5809.JPGDSCF5804.JPG

   


森林づくり支援交付金について(長野県林務部)

https://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/sangyo/ringyo/shisaku/kenminze/kenminzei.html

地図

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